お米の値段高くなりましたよね~。
「できるだけ安く買いたい」「少しでも節約したい」と思っても、スーパーでは5㎏で4,000円~4,500円前後。ネットで購入しようとすると10㎏で1万円を超えてしまうことがほとんど。
備蓄米が放出されたといっても、安くならず、我が家も困ってます。
そんな状況の中、私も色々と調べ、試行錯誤した結果、結論としては、スーパーなどで購入したお米に、もち麦や雑穀米などを入れるとコスパが良くなりそうです。
もち麦や雑穀を活用してお米をかさ増しすれば、無理せず美味しく節約することができますよ。

この記事は専業主婦歴20年以上の咲希が執筆しています。家族の健康を守りながら、ムリせず食費を抑えたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
\まとめ買いがお得/
2025年5月|お米が足りない?値段が高い理由をわかりやすく解説
2025年5月現在、日本では米不足と価格高騰が続いています。
どうしてこんなことになっているのか、4つの理由に分けてご紹介します。
- 異常気象と政策による供給減
- コロナ後の需要急増
- 流通の変化と買い占め
- 備蓄米を放出しても米の価格が下がっていない
異常気象と政策で、お米の供給が減っている
2023年の猛暑で、お米の粒が小さくなり、収穫量が大きく減りました。一部では実りが十分でなく、品質の低下も見られたといいます。
2024年にはやや持ち直し、収穫量は前年比3%増の約679万トンとなり、6年ぶりの増加。とはいえ、生産量はまだ需要に対して十分とは言えず、供給不足の状態が続いています。
さらに、日本では長年「減反政策」が行われており、お米を作っていた田んぼの一部では大豆や小麦などの畑作物へ転用されたり、作付けが行われなくなるケースもあります。
こうした背景から、急激に生産量を増やすのが難しい体制が続いており、供給が追いつかない状況です。
外食や旅行の増加で、お米の消費が一気に増えた
コロナ明けで外食の機会が戻り、お米を食べる人が大幅に増えたことも価格高騰の一因です。
さらに、外国からの観光客(インバウンド)が急増したことで、日本国内での飲食の機会が増え、想定以上にお米の消費量が伸びました。
また、小麦やパン・麺類の価格が上がったこともあり、「お米のほうが安いし安心」と考えて購入する人が増えた結果、需要がさらに集中。
このような流れから、2024年は当初の予測より25万トン以上も多くのお米が必要になったとされています。
流通ルートの変化と買い占めで市場が混乱
農家とスーパーが直接やり取りする「直販」が増えたことで、従来の流通と競合が発生。お米の取り合いが起きて、店頭に届く量が減っています。
さらに、一部の業者が価格高騰を見越して買い占めや売り控えを行い、状況は悪化。これが「令和の米騒動」と呼ばれる事態につながりました。
なぜ備蓄米を出してもすぐには価格が下がらない?
2025年5月時点で、お米5kgの平均価格は約4,268円。前年の約2倍です。
政府は2025年春から備蓄米を市場に放出していますが、それでも価格が下がりにくい理由は、需要が高止まりしていることと、市場の買い控えや買い占めの影響です。
また、放出されたお米は主に業者向けで、私たちの手に届くまでに時間がかかることも要因のひとつです。
政府は備蓄米の放出を進めていますが、根本的な供給不足が続いており、価格は下がりにくい状況です。

お米の価格を下げすぎても農家さんはやっていけるのだろうかと心配になってしまいますが、私自身も、できることから少しずつ工夫して、なんとかやりくりしている毎日です。
訳あり米・ブレンド米は本当に安い?2025年5月の現実と選び方
以前は「訳あり米」や「ブレンド米(複数原料米)」が節約の味方として人気でした。
ブレンド米は、複数の品種や産地のお米を組み合わせて作られており、業務用としても広く使われています。
訳あり米は品質に問題がないのに見た目が不揃いだったり、精米日が古かったりするだけで、安く販売されているお米も多くありました。
しかし、2025年現在では、こうしたお米も価格が上がっていて、5kgで4,000円以上するものも少なくありません。
送料込みだと、10kgで1万円を超えるケースも多く、「思ったより安くない」と感じる方もいると思います。
もちろん、味や品質がしっかりしていて「買ってよかった」と思える商品もあります。
訳あり米やブレンド(複数原料米)の選び方
選ぶときは以下のようなポイントをチェックすると安心です。
- レビュー評価(★4.0以上が目安)
- 「国産」「単一原料米」などの表示を確認
- いつとれたお米か、古米か新米(精米日もチェック)
- 出品者が農家や専門のお米屋さんかどうか
お得感だけを求めて買うと、思っていた味や炊き上がりと違った…ということも。
訳あり米やブレンド米について詳しく知りたい方はこちらをクリック
訳あり米とは
「訳あり米」とは、品質には問題がないものの、通常販売されるお米と比べて外観や流通面で何らかの理由があり、安く販売されているお米のことを指します。
具体的には、以下のような理由で「訳あり」とされる場合があります:
- 粒の大きさや形が不揃い: お米の粒が大小さまざまで、見た目が統一されていないもの。
- 割れ米や欠け米が混ざっている: 精米の過程で一部が割れたり欠けたりしたお米が含まれている。
- 色が薄くなる: お米の表面の色が通常のものと少し違う場合があります。
- 保管期間が長い: 少し古いお米や、流通に時間がかかり通常の新米として売れなかったもの。
- 品種や産地が明確でない: ブレンド米や、産地が不明瞭な場合も「訳あり」とされることがあります。
これらはあくまで見た目や管理上の問題で、味や栄養面では通常のお米とほとんど変わりません。

訳あり米は、コストパフォーマンスが良いので節約志向の人々や大人数のご家庭に人気です。
ブレンド米(複数原料米)とは?
ブレンド米(ブレンドまい)とは、販売されている米で複数の品種が混合されているものをさす。複数原料米とも呼ばれる。ブレンドすることで味、品質、価格を調整する効果がある。
引用元:「ブレンド米」(2024年5月21日 (火) 00:17 UTC)『ウィキペディア日本語版』
ブレンド米は、複数の産地や品種のお米をブレンドして販売されるお米のことです。
- 見た目が不揃い
- 複数の産地からの米を混ぜたもの
- 古米と新米を混ぜたもの
- 外国産と国産のお米が混ぜられているもの
などがあります。
特定の単一品種よりも価格が安く設定されていることが多いため、節約したい方にはおすすめです。
お米の表示ルールでは、
原料の使用割合が50%以上で、かつ、その産地・品種または産年を表示する場合には、「ブレンド」等の文字をこれらのうち最も大きな文字と同程度以上の大きさで表示してください。
引用元:ブレンド米はどのように表示するのですか?/農林水産省PDF
とあります。
原料の割合が50%以上を占める銘柄がある場合に「〇〇ブレンド」と表示されています。

「コシヒカリブレンド」と表示されている場合、コシヒカリが50%以上含まれているということですね。
ブレンド米は品質や味に多少のばらつきがありますが、 業務用として飲食店などでも広く使われており、大量に使うご家庭や、お米を頻繁に消費する場合には家計が助かりますね。
しかし、ブレンドの具合によって味の違いが出ることもありますので、口コミを参考にしたり、外国産のお米とのブレンドを避けたい方は、「国産」と表示があるお米を選ぶのが良いでしょう。
訳あり米・ブレンド(複数原料)米のメリット・デメリット
ブレンド(複数原料)米は、特定のブランド米よりもコストを抑えられているので、家計に優しい選択肢として人気が高まっています。
しかし、実際のところおいしいの?どうなの?メリット・デメリットは?と思いますよね?
訳あり米・ブレンド(複数原料)米のデメリットは
- 味や香りに個性が少ない:単一品種に比べて独特の風味が感じにくいことがあります。
- 炊き上がりにばらつきがあることがある:異なる品種や割れや欠けがある米が混ざっているため、硬さや粘りが均一でない場合も。
- 品質が一定でない場合がある:時期や仕入れによって、混ぜられる米の品質に差が出ることがあります。
訳あり米・ブレンド(複数原料)米のメリットは
- 価格が安い:家計に優しく、毎日たくさん食べる家庭にもぴったり。
- 料理に合わせやすい:味がマイルドでクセが少ないため、どんな料理とも相性が良く、幅広いメニューに使いやすいです。
- 環境にやさしい選択肢:余剰生産されたお米や、品質にばらつきがあっても食べられるお米を無駄にしないことで、食品ロスを減らす一助になります。
訳あり米・ブレンド(複数原料)米の選び方
出品サイトでの商品説明をしっかりと確認する
お米屋さんや生産者の方が出品してるかどうかも重要です。
商品説明にしっかりと記載がある場合は安心して購入できますね。
産地や品種を確認する
パッケージに記載されている産地や品種に注目して、信頼できるブランドや産地を選ぶと安心です。
国産か外国産かを確認する
国産米は安心感があり、品質も安定していますが、外国産米は価格がさらに安いことが多いです。安全性や味にこだわるなら国産を、コストを抑えたい場合は外国産を選ぶのも一つの方法です。
古米か新米かを確認する
新米は風味が良く、みずみずしい食感が特徴です。一方、古米は価格が安いですが、炊き上がりが固めになることがあります。
普段の食事なら新米を、調理法によっては古米も問題なく美味しく食べられます。
食味の評価やレビューを参考にする
実際に購入した人の口コミやレビューを見ると、味や品質のばらつきがどれくらいか判断しやすいです。

「ブレンド米=安くて美味しくない」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、品種やブレンドの割合によって、さまざまな味わいが楽しめます。
中には“品質に不安”な商品も…ニュースで話題になった例も
2025年5月22日に放送されたテレビ朝日系「モーニングショー」では、5kgで4,090円のブレンド米について、米の専門家が「販売できないレベル」「ぼったくり」と厳しく指摘する場面がありました。
実際に炊いてみたところ、粒の色にばらつきがあり、割れたお米も多く、専門家いわく「スズメのエサとして売るレベル」とまで言われていました。
もちろん、すべてのブレンド米がそうだとは限りませんが、安さだけを見て選ぶと、品質に差がある可能性があることも知っておきたいですね。
(出典:テレビ朝日|2025年5月22日放送)

「たくさん食べたいけど食費は抑えたい」そんな方には、スーパーで買ったお米にもち麦や雑穀を混ぜて炊く方が、安定した節約ができると私は感じています。
もち麦ごはんで節約!コスト・買い方・雑穀との違いも比較
訳あり米もブレンド米も安くないし、不安なこともありそう…どうすれば節約できるのかな?と考えて、私が実践したのが、スーパーで買ったお米に、もち麦や雑穀を混ぜて炊く方法です。
実はこの方法、炊き上がりの量が増えるだけでなく、食物繊維もとれて健康的。
家族にも好評で、無理なく続けられています。
お米の値段が上がっている今、手軽にかさ増しできる「もち麦ごはん」は、食費の節約術として注目されていますよ。
ここからは、もち麦ごはんにすることでどのくらい節約になるのか、具体的に紹介していきますね。
白米3合ともち麦ごはん3合、どちらが安い?
はくばく公式のおすすめ「白米2合+もち麦100g」の炊き方は、炊き上がりが約3合分になります。

つまり、白米のみで3合炊いた場合と比較すれば、コストの差がハッキリ見えてきますよ。
比較条件 | |
---|---|
白米 | 5kg=4,268円( 2025年5月のお米の平均価格)→ 1合あたり約128円(※1合=150g) |
もち麦 | はくばく 1袋50g×12袋=約450円 → 1袋あたり約37.5円 |
もち麦ごはん | 白米2合+もち麦100g=炊き上がり約3合分 |
条件 | 白米のみ3合 | もち麦ごはん(白米2合+もち麦100g) |
---|---|---|
白米の価格 | 約384円(128円×3合) | 約256円(128円×2合) |
もち麦の価格 | 0円 | 約75円(37.5円×2袋) |
合計 | 約384円 | 約331円 |
炊き上がり量 | 約3合 | 約3合 |
1合あたりのコスト | 約128円 | 約110円 |
もち麦ごはんは、白米だけで炊いた場合に比べて、1合あたり約18円の節約になります。
たった18円?と思うかもしれませんが、もち麦ごはんにするとお米を5㎏消費するころには約600円の節約に!10㎏で約1200円の節約ができますね!
白米だけで炊くよりも、もち麦でかさ増しすることでボリュームアップしつつ、1合あたりのコストも抑えられ、お米の節約につながります。
しかも、もち麦は食物繊維が豊富なので、健康にもいいんですよ♪
もち麦をどこで買う?コスパ重視ならまとめ買いがおすすめ
もち麦はスーパーやドラッグストアでも購入できますが、価格重視なら楽天市場やAmazonなどのネット通販でのまとめ買いが断然お得です。
我が家でよく使っている「はくばく もち麦 1袋50g×12袋(個包装)」は、楽天市場などで450円前後で販売されており、1袋あたり約37.5円。

また、個包装ではないタイプ(1袋800g)の方がさらに単価が安くなることが多いので、もち麦の量を計るのが苦でない方には個包装ではないタイプ(1袋800g)がおすすめです。
逆に、計量が面倒だったり、いつも同じ分量で炊きたい方には、使い切り個包装が便利です。少し割高ですが、時短になりますよ。
\1袋800gのもち麦♪/
もち麦ごはんっておいしいの?気になる味と健康効果
「もち麦ってクセがあるのかな?」「家族が食べてくれるかな?」と思う方もいるかもしれません。
実際に食べてみると、ぷちぷち・もちもちとした食感がアクセントになって、白米だけより満足感がアップします。
初めからパッケージにある既定の量を入れてしまうといつもとの違いが気になるかと思うので、食べ始めは少ない量から始めて、徐々に増やしていくのがいいかもしれません。
もち麦には食物繊維(特に水溶性のβグルカン)が豊富。これは血糖値の急上昇を抑えたり、腸内環境を整える効果も期待できるとされています。

わが家では、「お腹の調子がよくなった気がする」「プチプチ感が好き」と、家族の反応も良好です。
雑穀米との違いは?クセや価格で選ぼう
もち麦とよく比較されるのが「雑穀米」ですが、実際に使ってみると風味や使い方がけっこう違います。
- もち麦:ぷちぷち・もちもち食感。クセが少なく、主食のごはんに自然に馴染む。
- 雑穀米:香りや見た目に特徴があり、五穀・十六穀などブレンドによって風味が異なる。好き嫌いが分かれることも。
価格の面でも、雑穀米の方がやや割高なことが多いです。少量で販売されていることもあり、コスパを重視するならもち麦の方が続けやすい印象です。
「見た目がカラフルなごはんが好き」「ご飯も味わいを変えたい」という方には雑穀米もおすすめですが、クセが少なくて続けやすいのはもち麦ごはんかなと感じています。

我が家でも試行錯誤しながら、できるだけおいしく、無理なく、楽しく続けられるように工夫しています。
もし「最近お米が高くて困ってる…」という方がいたら、もち麦ごはん、ぜひ試してみてくださいね
お米のかさ増し&節約に!おいしく続けるために|我が家のもち麦活用術
食べやすいもち麦の量は?我が家は“白米2合+もち麦50g”
もち麦は「もちもち」「ぷちぷち」とした食感が特徴ですが、入れすぎると子どもや家族が食べづらいと感じることもあります。
我が家では、白米2合+もち麦1袋(50g)の割合で炊いています。クセが強すぎず、ちょうどいいバランスで、家族にも好評です。
ただし、この割合にすると1食あたりのもち麦のコストが上がり、1合あたり約117円(=節約効果は少し下がる)という点も。
もち麦ごはん炊きあがり3合(米2合にもち麦100gで炊いた時)より、1合あたりの単価が約7円高くなりますが、白米だけで3合炊いた時よりは1合あたり約11円の節約となります。
5㎏のお米を食べ終わるころには、約366円の節約となりますね。
節約と食べやすさのバランスを見ながら、自分や家族に合った配合を見つけてみてください!
家族で好みが分かれるときは?我が家のちょっと変わった工夫
わが家では、もち麦は「プチプチして美味しい!」と好評ですが、娘は白米派で、雑穀米や混ざったごはんがちょっと苦手です。
そんなときは、炊く前のお米にもち麦を入れても、混ぜずに片側に寄せておくという工夫をしています。
白米3合に対して、もち麦1袋(50g)を上にそっとのせて、混ぜずにそのまま炊飯スタート。炊き上がったら、娘には白米の部分だけよそって、残った部分を私がほぐして食べています(笑)

完全に分けられるわけではないけれど、「これなら食べてくれる」という形で、家族全員の好みに合わせながら続けられるので助かっています。

もち麦ごはんは食べやすいけど、家族によって好みが違うこともあるんですよね。無理せず、できる範囲で工夫するのが一番だと思います
はくばくのもち麦はポイントをためるとクオカードがもらえる!
我が家がなぜ、はくばくのもち麦を食べているかというと…パッケージについたポイントをためるとクオカードと交換できるので、私はめっちゃためてます!



いままでに2,000円分のクオカードと交換してきたので、これも節約ポイントの一つとなりますね!
お米をかさ増しして節約!我が家のもち麦ごはん術のまとめ
2025年5月現在、お米の価格が大きく上がっていて、以前より節約しにくい状況になっています。
訳あり米やブレンド米もかつてほど安くはなく、品質に差がある場合もあるため、選ぶときには注意が必要です。
そんな中で私が実践しているのが、スーパーで買ったお米にもち麦や雑穀を混ぜて炊く節約方法。
たとえば、「白米2合+もち麦100g」で炊くと、白米3合と同じくらいの量になり、1合あたり約18円の節約ができます。まとめ買いすれば、さらにコスパは◎。
もち麦は食物繊維が豊富で健康にも良く、ぷちぷち食感で意外と食べやすいんです。クセが苦手な方でも量を調整すれば無理なく続けられます。
我が家のように、家族で好みが分かれる場合は、もち麦をごはんの片側に寄せて炊く…という工夫もありですよ。
お米のかさ増しができて、栄養もアップ。「お米代、どうにか抑えたいな」と感じている方は、もち麦ごはん、ぜひ一度試してみてくださいね。
よかったらご参考までに~。

あなたの生活がすこしでも心地よいものになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。